会社概要
日本通運株式会社 様
1937年創立の総合物流企業。 NXグループの中核会社として、航空、船舶、鉄道、トラック、倉庫、ITシステムを駆使し、 高品質なロジスティクスサービスをグローバルで提供している。 国際海運オペレーション部は 日本一の国際海上コンテナ港である東京港(品川ふ頭・大井ふ頭・青海ふ頭・中央防波堤外側ふ頭という4つの国際海上コンテナふ頭からなる)を 拠点に国際海上コンテナ輸送を担っている。
総合物流企業としてさまざまな輸送を担う日本通運。 国際海上コンテナを管轄し、東京港の大井ふ頭に事業所を構える国際海運オペレーション部では、複数の駐車場に点在するシャーシ(コンテナを積載する専用トレーラー)約300台の所在や状態の把握に時間を費やしていた。
この課題を解決するため、位置情報端末「hoopo sense C Tracker」(以下、hoopo)及び管理システム「iField」を導入。hoopoに搭載されたミリ波センサーにより、コンテナの積載有無も確認できるようになり、空シャーシの探索時間を大幅に短縮した。
国際海上コンテナ輸送では長さ20フィート(約6m)と40フィート(約12m)の異なる2種類のコンテナが混在しており、それぞれの長さに応じたシャーシ(コンテナを積載する専用のトレーラー)に積載してけん引し、コンテナヤード(積み下ろしや一時保管のための施設)から顧客に配達し、そのコンテナをまたヤードに戻すことを日々繰り返す集配作業を行っている。
同事業所では約300台のシャーシを保有しているが、17カ所の点在したシャーシ駐車場があるなかで、シャーシの所在が特定できず、すぐに使えるシャーシの捜索に時間を要するという課題を抱えていた。見つけやすく近くにあるシャーシの使用頻度が高くなり、見つけにくく離れた場所に置いてあるシャーシは使用頻度が落ちるなど使用頻度に偏りが生じることに加え、稼働情報もデータ化されていないため適正な管理ができず、時間・運用効率の低下につながっていた。
こうした状況改善のため、シャーシの位置とコンテナ積載有無の状態を可視化するhoopo及びiFieldを導入。
各シャーシの位置とコンテナ積載有無のリアルタイム状態を把握するため、GPSとミリ波センサーを搭載したhoopoを導入。シャーシのフロント部分に設置したhoopo端末がミリ波を発信し、遮蔽物の有無を測定することで、コンテナが積載されているかどうかを自動で判定する。
従来のGPS端末だけでは位置情報までは取得できても、直ちに利用可能な空のシャーシかどうかまでは判断できなかった。hoopoの導入により、積載状況を含めた「すぐに利用できるシャーシ」の把握が可能になった。
hoopo端末は単3リチウム電池6本で駆動し、通信間隔を最適化することで長寿命を実現。車検のタイミングでの電池交換により、現場の運用負荷も最小限に抑えられる。
あわせて導入されたiFieldでは、位置情報に加えて車番・車検情報・稼働実績などのデータも統合管理でき、使用頻度の偏りを防ぎつつ、全体のシャーシ運用効率を向上させている。
hoopo端末には3軸加速度センサーが内蔵されており、シャーシがけん引され移動中であれば位置情報が設定された間隔で更新されるが、切り離し等で一定の時間位置情報が変わらなければ「停止中」となり通信も停止、移動を始めると再び通信が再開される仕組みである。これにより電池消耗を抑えつつ、走行状態を検知することで、シャーシが「使用中」か「未使用」かの把握も可能となる。
hoopoは、無電源の資産にリアルタイムのロケーションインテリジェンスを提供する独自のGPSによる位置管理ソリューションを提供しています。同社は、輸送、航空、廃棄物管理、海上ロジスティクスなどの業界リーダーと協力して、サプライチェーンの革新を推進しています。
マルティスープは「現場の価値を最大化する」を企業ミッションとしています。2000年の創業から20年以上に渡り、製造、物流、建設、フィールド業務に対し、位置情報を使ったソリューションを提供してきました。現在は現場情報プラットフォーム「iField」の提供、及びAPIを活用したシステム開発を通じて、お客様の現場課題を解決しDXを推進しています。
フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。
恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。